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OC作品制作:ギターの自動演奏

タグ: 活動報告 Nectgrams
TK200134
2023年5月21日
Nectgramsではオープンキャンパスに出展する制作物をチームに分かれて制作しています。
我々のチームでは「ギターの自動演奏装置」を開発しようと企画しています。

今回の活動では、ギターコードをどのようにして押さえるかを話し合いました。

1つ目の案としては、ソレノイドを使って電磁石で押すことです。
他の作品でもそのようにしていたので、市販のソレノイドを1つ買って試しました。比較的柔らかいナイロン弦を押すのに約3N必要ですが、軽々と押すことができました。ですが、ソレノイド1つで約1000円かかるのでこれをフレットすべてに対して配置すると約7万円かかる計算になります。これではあまり現実的ではありません。
https://youtu.be/n_6JTLh5P6E

2つ目の案としては、サーボモータで押すことです。
ソレノイドが高価だったため1つ300円と比較的安価なサーボモータも検討しました。サーボを回転させることで、弦を押さえる機構を考えました。しかし、これにもデメリットがあります。それは、サーボが動いたときに動作音がすることです。1つなら小さい音ですが、複数同時に動かすととてもうるさくなり、ギターの音に集中できません。
https://youtu.be/p9JClx--cbU

3つ目の案としては、すべてのフレットにソレノイドを配置するわけではなく、手で押さえられるポジションのみソレノイドを用意して弦を押し、リニアでフレットを移動することです。
手で押さえられる4フレット分のソレノイド24本を、ステッピングモータで動作するベルト駆動のリニアガイドに設置し、人間の手のように動かします。費用も抑えられ、音も静かなため現実的です。ですが、我々の技術レベルによりこの方法が良いかはまだわかりません。

4つ目の案としては、BMFアクチュエータを用いて、線の伸縮によって弦を押すことです。
BMFアクチュエータは筋肉のような線に電気を流すことにより、伸縮します。これを応用してギターの弦を押えます。価格も1m約3000円と安価であり、動作音もしないため実現性は高いです。今後、BMFアクチュエータを購入し、実験を企画しています。

次回の活動では、弦を押さえる左手部分の実現手法を決定します。

(森本)
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